同定テーブル設定 |
■ピーク読み込み
繰返し番号を1に設定して、同定テーブルウインドウを選択し、「同定テーブル有効」にチェックマークを入れます。
【ピーク読み込み】ボタンを押すと、検出されたピークの情報が初期値として同定テーブルに読み込まれます。
■ピーク削除
【ピーク削除】ボタンを押すと、同定テーブルが全てクリアされます。
同族体の定量等でグループ定量を使用する場合に設定します。
プルダウンメニューで、定量方法を選択してください。
○ピーク解析 グルーピングは行いません。
○グループ検量 グループ分けされた成分で検量線を作成して、グループ毎に定量計算を行います。
○濃度和 成分毎に検量線を作成し、定量された未知試料の成分濃度をグループ毎に積算します。
グループ検量、濃度和を選択すると、同定テーブルにグループ名の項目が表示されます。
グループ検量、濃度和については、定量計算−グルーピングを参照して下さい。
○同定テーブルの項目
・#
同定テーブルのピークID番号です。
1からはじまり、標準保持時間の小さいピークの順に1ずつ増加します。
・ピーク名
初期値は、ピーク番号が設定されています。サンプルの成分名等、分かり易い名前に変更してください。
複数のピークに重複するピーク名を設定する事はできません。
・グループ名
グループ定量時の成分が属するグループ名を設定します。
新規にグループ名を設定する場合
入力するセルをダブルクリックすると編集モードとなるので、新しいグループ名を入力してください。
既に設定済みのグループに帰属させる場合
セルの右端のボタンを押して表示されるグループの一覧の中から、帰属させるグループ名を選択します。
グループを解除する場合
セルの右端のボタンを押して表示されるグループの一覧の中から「***」を選択します。
・Rt[min]
標準保持時間を設定します。
検出ピークのリテンションタイムが初期値として設定されています。
ひとつ前のピークより小さい値を設定すると、前のピークとID番号が入れ替わります。
複数のピークに対して同じ標準保持時間を設定した時の機能については、波形解析の原理−ピーク同定−原理 を参照してください。
・Wt[min]
ウインドウタイムを設定します。
初期値は0.1分です。
標準保持時間を中心にして、±Wt/2 の範囲で検出されたピークを同定ピークとみなします。
一つの同定区間で複数のピークが検出された場合は、ひとつのピークが、複数の同定区間で検出された場合の同定処理の詳細については、波形解析の原理−ピーク同定−原理を参照してください。
・REF.
参照ピークを設定し、相対保持時間法により同定を行います。
同じサンプルを繰り返し測定により複数回測定する場合、測定毎に各ピークのリテンションタイムが変動する為、上記方法で同定テーブルを作成して一括解析したときに、正しく同定ができない事があります。
そのような場合は、参照ピークを指定する事で繰り返し番号毎に変動するリテンションタイムに追従した同定テーブルを生成します。
チェックボックスにチェックマークを入れて、参照ピークを設定すると、繰返し測定毎の参照ピークのリテンションタイムの変動に合わせて、その他のピークの標準保持時間も補正し、補正した同定テーブルを使って同定を行います。
「Zero Adj.」のチェックマークを外すと、インジェクトのタイミングを、参照ピークの時間のずれに応じて補正します。
スタート信号を使わずに、【Run】ボタンの押下により分析をスタートする場合など、スタートのタイミングのずれを補正する場合には、Zero.Adjのチェックマークを外してください。
参照ピークを定義した場合、一括解析実行後、同定テーブルの標準保持時間(Rt)は、繰返し番号毎に変動します。
参照ピークによる同定方法については、波形処理の原理−ピーク同定−参照ピーク
を参照してください。
・ISTD/ISTD ID
内部標準法を使用するときに設定するパラメータです。
ISTDにチェックマークが入っている成分が内部標準物質で、内部標準物質の識別番号がISTD ID です。
内部標準法の詳細は定量計算−内部標準法を参照して下さい。
・行の削除
削除する行を選択して、右クリック―[削除]コマンドを実行すると、選択された行が削除されます。
複数行を選択することも可能です。
・コピー&ペースト
Wtの項目のみ、コピー&ペーストが可能です。
コピー元の行を選択して、右クリック−[コピー]コマンドを実行した後、コピー先の行を選択して、右クリック−[貼り付け]コマンドを実行してください。
同定テーブルの操作は、操作を元に戻したり、操作をやり直したりする事ができます。
編集−[元に戻す]コマンドを実行すると、一つ前の状態に戻すことができます。
再度編集メニュー−[元に戻す]コマンドを実行すると、二つ前の状態に戻すことができます。
編集−[やり直す]を実行すると、一つ前に戻った状態を取り消すことができます。