分析メソッドの編集項目

 

分析メソッドは、各分析毎に分析条件を設定する為の「分析シーケンス」と、一連の分析に共通な「標準設定項目」に分けられます。

分析シーケンスの設定項目や、標準設定項目は、環境設定−表示項目設定 の、分析メソッド表示項目グループで定義された項目が表示されます。

分析シーケンスに設定される項目の内、全てのステップに共通に設定される項目は、標準設定項目とする事ができます。

例えば、レポートファイルは、分析シーケンスの設定項目として登録できますが、分析シーケンスの登録から除外すると、各分析に共通な標準設定項目として編集することができます。

 

分析シーケンス

環境設定−表示項目設定−分析シーケンスの表示項目設定で、表示項目として登録された項目が分析シーケンスに表示されます。

 

設定項目

設定範囲
※は初期値

内容

ファイル名

 

ファイル識別用の名前です。実際のファイル名は、データファイルの命名規則を参照してください。

 

 

非表示項目の場合は、この識別子は使用せずにファイル名を生成します。

ファイル番号(FILE.#)

 

ファイル識別用に、属性毎にステップ番号順に3桁の番号をつけます。

実際のファイル名は、データファイルの命名規則を参照してください。

 

 

非表示項目の場合は、ファイル番号を使用せずにファイル名を生成します。

繰返し回数

110(1)

1ステップ当たりの繰返し回数です。

 

 (RPT.#)

 

非表示項目の場合は、標準設定項目で設定されます。

分析時間

12880

(※10)

1分析当たりの分析時間です。

 

 

 (E.T.[min])

 

分析時間が経過すると、波形解析を実行後、ファイルを保存し、次のサンプルのスタートを待ちます。

 

 

分析時間が経過する前に次のサンプルのスタートがかかると、次の分析に移ります。

 

 

非表示項目の場合は、標準設定項目で設定されます。

解析メソッド

 

データ取得後に波形解析を実行するときの解析条件ファイルです。

解析条件ファイルについては、解析−解析条件設定 を参照してください。

 

 

非表示項目の場合は、標準設定項目で設定されます。

レポートファイル

 

データファイルの印刷時のレイアウトを定義したファイルです。

レポートファイルについては、クロマトレポートについて を参照してください。

 

 

非表示項目の場合は、標準設定項目で設定されます。

属性

 

試料の属性を定義します。属性に応じて、解析時の処理が変わります。

 

 

連続分析用メソッドの作成方法については、解析−検量線の自動作成 を参照してください。

 

 

非表示項目の場合は、「その他」属性となります。

 

標準試料

定量分析の標準試料として、検量線作成に使用されます。

 

 

結果表示パネルには、定量結果も表示されます。

 

未知試料

ピーク情報から、検量線を使って未知試料の定量計算を実行します。

 

ブランク

ブランク属性で測定されたデータは、以降の測定データから引き算されます。

ブランク補正については、解析−ブランクデータ補正 を参照してください。

 

※その他

定量計算は実行せずに、ピークの高さ、面積、理論段数等の計算を実行します。

コメント

分析毎のコメントを設定します。複数行のコメントも可能です。

非表示項目場合は、ブランクとなります。

印刷指定

分析後、解析結果を印刷するか否かの設定です。

 

 

非表示項目の場合は、標準設定項目となります。

 

する

分析後、印刷処理を実行します。

 

 

 

※しない

分析後、印刷処理を実行しません。

 

 

一時ファイル

 

分析後は、データファイルは指定された名前に保存されますが、それとは別に一時的なファイルに保存することができます。

 

任意のステップのクロマトデータや解析結果をまとめて印刷する事ができます。

一時ファイルの使用方法については、クロマトレポート−制御文字ツール−データソース を参照してください。

 

 

非表示項目の場合は「Not Use」となります。

 

Not Use

一時ファイルは生成されません。

 

FILE1

ファイル名 [File1.lzdt」なる一時ファイルが生成されます。

 

FILE2

ファイル名 [File2.lzdt」なる一時ファイルが生成されます。

 

:

 

 

FILE10

ファイル名 [File10.lzdt」なる一時ファイルが生成されます。

ユーザ設定項目

ユーザが定義した、文字列の入力データ項目です。

 

ユーザ設定項目のカスタマイズについては、環境設定−表示項目設定−分析シーケンスの表示項目設定−ユーザ設定 を参照してください。

ステータス

 

分析結果が表示されます。セルからの入力はできません。

 

 

表示されるステータスの内容は、連続分析−ステータス一覧を参照してください。

分析日時

 

分析が実行された日時が表示されます。セルからの入力はできません。

 

標準設定項目

全ての分析に共通な情報を設定します。

設定項目

設定範囲
※は初期値

内容

ファイル更新日時

 

解析プロジェクトファイルが生成されたときの日時です。

データフォルダー

 

データファイルを保存するときのフォルダー番号です。

 

 

セルを選択すると、セルの右端にボタンが現れます。ボタンを押してダイアログからデータファイルを保存するフォルダを選択してください。

サブフォルダー

 

サブフォルダー名が設定されると、データフォルダー配下の、サブフォルダーにデータファイルが保存されます。

指定されたサブフォルダーが存在しない場合は、サブフォルダーを新規作成します。

サブフォルダーには、以下の予約名が定義されています。

***

サブフォルダーは作成されません。データファイルは、データフォルダー直下に保存されます。

*Day

連続分析画面が開かれた日時をサブフォルダー名とします。

例)フォルダー名:2016\06\15   2016615日に連続分析画面を開いた)

*Month

例)フォルダー名:2016\06   20166月に連続分析画面を開いた)

*Year

例)フォルダー名:2016  2016年に連続分析画面を開いた)

ファイル名設定

 

ファイル識別用のマスタファイル名を設定します。

 

 

 

データファイル名についてはデータファイルの命名規則を参照してください。

 

※未使用

マスタファイル名は使用しません。

 

 

 

手入力

マスタファイル名を手入力で設定します。

 

 

 

分析プロジェクト名と同じ

分析プロジェクトファイル名から拡張子を削除した名前がマスタファイル名となります。

 

分析日時

分析日時 "****-**-**_**h**m**s" がマスタファイル名となります。

 

 

たとえば、分析日時が西暦2012430日午後13020秒の場合は2012-04-30_13h30m20s となります。

マスタファイル名

 

手入力で設定されるマスタファイル名です。

 

 

 

ファイル名設定で、「手入力」が設定されたときに有効です。

 

 

それ以外の時は「****」と表示されます。

 

 

同名ファイル処理

 

データファイルを保存するとき、同名のファイルが存在するときの処理方法を指定します。

上書きする

古いファイルに上書きします。

 

別名で保存

ファイル名の後ろにファイル名が重ならないように番号がつけられます。

 

 

たとえば、ファイル名 XXXX が既に存在するときは、XXXX(1) となり、XXXX(1)が既に存在するときは、XXXX(2) となります。

印刷指定

 

分析シーケンスにおいて、非表示項目に設定された場合は、標準設定項目となり、全てのステップに対し同じ設定が適用されます。
機能、初期は、分析シーケンスと同じです。

レポートファイル

 

E.T.[min]

 

RPT.#

 

システム名

 

システム番号:システム名

分析メソッドでは、分析プロジェクトファイル作成時のデフォルトシステム名となります。

コメント

 

注釈等、任意のテキストを設定します。テキストは改行も可能です。

ユーザ設定項目

 

ユーザが定義した、文字列の入力データ項目です。

 

 

ユーザ設定項目のカスタマイズについては、環境設定−表示項目設定−ユーザ設定項目を参照してください。